(!)展示情報は随時更新しますが、今後のお知らせの最新情報や近況は下記のsnsをご参照ください。作品やお仕事歴は今まで通りホームページ上でも更新していきます。
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Group Exhibition
"Panoramic Room (パノラミック・ルーム)"
2025.2.14 Fri - 3.16 Sun
[ARTISTS]
駒瀬 由宗 / @yutakakomase
高橋 直宏 / @na0hiro_takahashi
長谷川 寛示 / @kanji_hasegawa
古屋 湖都美 / @kotomifuruya
Daisei Suzuki / @daisei.suzuki
riya / @_riya
[GUEST DIRECTOR]
yoasobi.(ニット作家) / @yoasobi_
[DIRECTORS]
岡田慎平 / @shimpei_0412
菰田寿允 / @marco_gallery_osaka_japan
鈴木亮 / @_eukaryote_
[KV]
hoovoe / @hoo_voe
[VENUE]
PoP (Point of Parallel) / @point_of_parallel
(大阪市中央区南船場4-12-25 竹本ビル4F)
Open: Wed - Sun | 13:00-18:00
*Reservation required : Wed
Closed: Monday, Tuesday
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[STATEMENT]
人間の意思決定とは心理的、社会的、文化的な要因など複数の要素が複雑に絡み合う事で影響を及ぼし、「選択」の 回路が形成されるそうだ。 行動経済学や脳科学などにおいても「意思決定のメカニズム」は研究対象とされてきた。
インターネットが加速度的に発達した現代において、個人では処理しきれないほどの膨大な情報に取り囲まれている環境が当たり前となって久しい。
ログインをすれば、時系列や地理的な制限を飛び越えた情報の濁流が目前に広がっている。
その混沌とした状況から検索アルゴリズム、AI が情報を瞬時に効率的に振り分け、最適解であるかのように私達に提供してくれる。 しかし、そこには濾過された「見たい」情報のみが残り、却って選択肢を狭めている状況に自らが陥っているのではないか。
それはまるで、自由であるのに不自由な状態と言えないだろうか。と私は思う。
物理的に情報を得る(足をつかって情報を得る)という、ある種「非効率な」経験や体験は、時に想像もしない「驚き」や「煌き」との遭遇がある。人との何気ない会話、本から得た見識、ふと立ち寄ったお店で出会った品、そして、作品鑑賞もそうだ。迂回をするからこそ、得れる「何か」があるような。そんな感じだろうか。
前置きが⻑くなったが、今展は選び・選ばれるというもっとも身近な「選択」という行為をテーマに据え、展覧会が できないかという試みである。これまでの PoP 同様、3人のディレクターがそれぞれアーティストを選抜する方式を採用したが、ここで更に4人目の共同企画者および出展作家でもある yoasobi(ニット作家)の視点が本企画の要として加わってくる。つまり、3ディレクターは yoasobi の人柄や過去の話、制作物を手掛かりに彼女の趣味趣向をイメージしながら、アーティストを選抜し、その中からyoasobiの琴線に触れたアーティストを選んで貰った。
また、今展はyoasobiのアトリエあるいは部屋をイメージした展示空間として構成される。
なお、このテキストを書いている現時点でどのような展示になるのか私は想像も予測も出来ていない。これはもちろん良い意味で、だ。
一つの空間で複数の個の視点が錯綜しながら、乱反射を繰り返し、そこから浮かびある「何か」と遭遇できる事を期待している。
岡田慎平 (TEZUKAYAMA GALLERY/DELTA)
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[CONTACT]
E-mail: info@pointofparallel.com
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